茅ヶ崎市の地形及び地質の状況


ページ番号 C1001270 更新日  令和5年3月31日


 本市は神奈川県のほぼ中央南部、相模湾に面し、東は藤沢市、西は相模川をはさんで平塚市、北は寒川町と隣接しています。市域は海岸線から北部に広がり、南部の海岸と中部の平野は沖積層、北部のなだらかな丘陵地は洪積層の台地となっています。北部丘陵地に源流をもつ千ノ川が北東から南西に流れ、寒川町境を流れる小出川と西南部で合流し、さらに相模川と合流して相模湾に注いでいます。

地形概要

 本市の地形は、北部の丘陵地と相模川や小出川周辺の沖積低地、丘陵地から海岸まで広がる砂丘地帯の3つに大別されます。
 丘陵地は、高座丘陵と呼ばれ、香川・甘沼・赤羽根以北の小出地区に位置しています。比較的緩やかな丘陵面が広がっていますが、この台地を小出川や駒寄川などが浸食し、芹沢・行谷・堤・下寺尾などの谷戸をつくり出しています。都市開発に伴い、一部の台地は切土され、谷戸は埋め立て等の人工改変により、元の地形が判別しがたくなっています。
 沖積低地は、自然堤防と後背湿地に大別されます。自然堤防は、河川の洪水時に土砂が堆積して出来た微高地で、河川に沿って平行に形成されています。都市化が進行する前は、自然堤防上には小さな集落が列状に立地していました。後背湿地は、自然堤防の外側に位置する1から2メートル程度低い土地であり、洪水時にあふれた水が川に戻れずに湿地化した部分です。水田・荒地・沼地でしたが、現在では多くの後背湿地が埋め立てられて、住宅地や工業地として利用されています。
 砂丘地帯は、北部の丘陵地から海岸線までの約4キロメートルにわたる地域に分布し、東西方向に6列の砂丘列が確認されています。幹線道路(国道1号・大山街道・国道134号)は、この砂丘の頂を結ぶように走っています。

地質概要

 丘陵地は、通称赤土と呼ばれる関東ロ−ム層で地表が覆われ、赤羽根から芹沢にかけ約10メートル、県立茅ヶ崎北陵高校付近では約15メートル程度の厚さが確認されています。ロ−ム層の下部には、高座丘陵砂礫層や相模野礫層と呼ばれる砂礫層が堆積しています。
 沖積低地の上部では、自然堤防には砂層が堆積し、後背湿地には粘土層が5から10メートル程度の厚さで分布しています。
 砂丘地帯では砂が堆積し、砂丘高度は相模川西岸で6から9メートル、茅ヶ崎市で12メートル、藤沢市で25から32メートルと西側から東側に著しく高くなっています。砂丘砂の厚さも4.5から16メートルと西から東に厚くなっています。

茅ヶ崎市の位置・面積


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