ページ番号 C1029615 更新日 令和6年9月2日
市指定史跡である「近世商家屋敷跡」および国の登録有形文化財である「藤間家住宅主屋」を含む屋敷の敷地を保存し、平成30年4月13日から公開しています。
(注) 敷地のみを公開するもので、建築物の中には立ち入りできません。
昭和7年の建築で、建物は敷地の中央に東面します。洋間を玄関南脇のみに配しますが、北脇の和室を含む東立面全体を下見板張の洋風意匠で統一されています。その他は、簓子下見板張りとして和洋の意匠を対比的に採用しています。平面は中廊下の前後に居室を並べています。設計者西村伊作の作風の一端を示す近代住宅です。
なお、藤間家は江戸中期から名主を務めた豪農で、廻船業も手がけました。建築年代は棟札から分かっています。設計は西村建築株式会社、棟梁は石井兼吉が務めました。建築とともに建設時の図面や書類が残っています。
平成27年3月26日
柳島の藤間家は、江戸時代に代々名主を務めていました。、廻船問屋を家業とし、柳島湊(みなと)を母港として、観音丸・不動丸などを所有し、江戸をはじめ各地の港を往来し、大々的な商いを行っていました。また「かながわの百人」に選ばれた藤間家13代の藤間柳庵(りゅうあん)は、江戸の著名な書家である秦星池(はたせいち)に学び、多くの文化人とも交友がありました。柳庵は文人として幕末の社会情勢を細かに記録し、ペリー来航の実見談も残しています。
藤間家は、近世の社会情勢を語る上で重要な文書資料や廻船商ならではの民俗資料を多数所蔵し、これまでも文化資料館や市史編纂(へんさん)委員により民俗・歴史資料の調査が行われてきました。さらに、社会教育課文化財保護担当による数度の考古学的調査の結果、広大な藤間家屋敷地の地中に、江戸時代以前の遺物類がそのまま包含(ほうがん)されていることが確認できました。さらに、これまで不明だった柳島、南湖など市南部地域の歴史草創期を解明する糸口になる遺跡であることも判明し、総合的な内容を有す史跡として高く評価されています。
平成25年3月15日
金曜日および土曜日の9時から16時
博物館0467-81-5607(直通)
社会教育課 0467-82-1111(代表)
駐車場はございません。
公共交通交通機関でお越しください。
茅33系統(松尾経由)茅ヶ崎駅南口行
「柳島」下車 徒歩5分
茅31系統(松尾循環)茅ヶ崎駅行
「柳島」下車徒歩5分
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電話:0467-81-5607
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