ページ番号 C1006259 更新日 令和6年10月9日
茅ヶ崎館は、茅ヶ崎の別荘地・保養地としての歩みを具体的に示す存在であり、湘南にかつては多く存在した、海浜旅館としての様相を良く残す数少ない遺構及び湘南の文化史上極めて貴重な建造物といえます。加えて、古写真など旅館の来歴を残す資料が残されていることも価値を高めています。
また、映画監督・小津安二郎や脚本家・野田高梧、斎藤良輔をはじめとした、松竹の映画監督や脚本家が定宿としていた旅館でも知られています。茅ヶ崎館に逗留して脚本がかかれた『長屋紳士録』『晩春』『麥秋』『東京物語』などの作品は、あまりにも有名です。
平成21(2009)年1月8日、茅ヶ崎館の広間棟・中二階棟・長屋棟・浴室棟の4件が、当市で初めての登録有形文化財(建造物)となりました。
なお、令和6(2024)年3月6日、上記4件のうち、長屋棟が登録有形文化財(建造物)抹消となりました。
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教育推進部 社会教育課 文化財保護担当
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