ページ番号 C1035044 更新日 令和5年3月31日
下寺尾に所在する西方遺跡は、弥生時代中期後半の「宮の台式」期に限られて営まれた環濠集落跡で、2本の環濠(大きな溝)が確認されています。内側の環濠は推定で東西240m×南北235mで、外側の環濠は推定で東西約400m×南北268mです。環濠集落の規模としては、外側の環濠は南関東最大級の規模となっています。
出土した遺物には土器のほかに石器と鉄器があり、石器の利用から鉄器の利用へと移行していく時期の在り方を示しています。
南関東における拠点集落と位置付けられ、弥生時代中期社会の様相を知るうえで重要な遺跡として評価されています。
また、西方遺跡は史跡「下寺尾西方遺跡」として評価された弥生時代環濠集落だけでなく、古代においても史跡「下寺尾官衙遺跡群」を構成する高座郡家が展開しているほか、縄文時代前期の西方貝塚も存在しており、多様な遺跡の様相が見受けられます。
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