ページ番号 C4002306 更新日 令和8年6月25日
6月19日、当院講堂にて「令和8年度 第1回地域医療支援研修会」を茅ヶ崎市役所高齢福祉課との共催にて開催いたしました。今回のテーマは「もしもの時について話し合う対話力〜想いに気づくステップアップ〜」と題して、昨年に引き続きACP*について学ぶ取り組みを推進しています。
研修会ではまず、当院におけるACPの取り組みを紹介した後、小谷洋子先生にご講演いただきました。小谷先生は、看護師として様々な診療科での勤務を経験したのち、特別養護老人ホームや訪問看護・在宅系看護の分野に携わりながらACPへの研究を深め、職員教育や研修講師、書籍の執筆などでご活躍されています。
[画像]研修会3(324.3KB)講演では、小谷先生のご経験に基づいたACPへの向き合い方や、どのように患者さん/利用者さんの想いを引き出すか、内省を促しその人だけの物語を傾聴するポイントなどをお話いただきました。参加者の多くがメモをとったり、熱心に聞き入っている様子が印象的でした。
[画像]研修会4(330.5KB)講演の後半には、参加者同士でグループになり「もしバナゲーム」を体験しました。
「もしバナゲーム」は人生の終末期に関する対話を促進する目的で開発された米国初のカードゲームで、ACPの入り口として気づきを得るきっかけを提供できるツールとされています。近年は少しずつ医療や介護の現場で活用され始めており、茅ヶ崎市役所高齢福祉課でも普及啓発に取り組んでいます。
ゲームが始まると参加者は、自分にとって大切な価値観や選好が書かれたカードを決まった枚数だけ選んでいきます。賑やかな雰囲気のなかでも、自身の人生において大切なことは何かを真剣に考えたり、グループメンバーとの意見交換に深く共感している参加者の姿が見られました。
[画像]研修会5(344.9KB)研修参加者のみなさまからは「患者はもちろんのこと自分や家族が望む最期について考えるきっかけになった」「“間”を意識した傾聴を明日から実践していきたい」「一方的な聞き取りになってしまっていたコミュニケーションを見直せた」など、たくさんのご感想をいただきました。
自分にとってどんな価値観が大切なのかを内省して自問する大切さ、そしてその想いを言葉にして他者へ伝えるむずかしさを体験し、多職種のみなさまと共有することで、日々の業務のみならずご自身の暮らしにも活かせる気づきがありましたら幸いです。
研修会には医師・薬剤師・看護師・助産師・保健師・ケアマネジャー・社会福祉士・栄養士・歯科衛生士といった多種多様な医療・福祉の専門職に加え、行政職員など幅広い職種の方々にご参加いただきました。遅い時間にもかかわらず、今回もたくさんのご参加・ご協力をありがとうございました。
[画像]研修会7(319.4KB)当院は、平成24年3月8日に神奈川県知事より「地域医療支援病院」としての承認を受けました。今後とも、地域の医療従事者を対象とした研修会等の開催を通じ、地域医療の充実及び連携推進に努めてまいります。
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