ページ番号 C1006924 更新日 令和6年7月25日
茅ヶ崎に夏の到来を告げる暁の祭典「浜降祭」。
毎年、7月第3月曜日(祝・海の日)に茅ヶ崎西浜海岸で開催されています。夜明けとともに茅ヶ崎市と寒川町の各神社から、大小合わせて約40基の神輿が集まり、「どっこい、どっこい」という相州神輿独特の掛け声も勇ましく、砂浜狭しと乱舞する光景は壮観です。
昭和53年に神奈川県の無形民俗文化財に指定され、57年には『かながわのまつり50選』にも選ばれています。 「何時頃に行けば、御輿が海に入る姿(=みそぎ)をみることができますか?」というお問い合わせを、よくいただきます。
御輿が海に入るのは、入場時の5時から7時の間と、式後御輿が帰路に出発する(=お発ち)8時頃ですが、通常お発ちの際に海に入ることが多いので、8時頃がおすすめです。
ただし、8時に来ても見やすい場所で見られるとは限らないため、もう少し早めに来る方がいいかもしれません。また、天候によっては海に入らない場合もあります。
浜降祭の起源については、諸説がありますが、話をまとめてみると次のような説に集約されます。
天保9年(1838)、寒川神社の神輿が例年春に行われる国府祭(こうのまち)【大磯町国府本郷】に渡御した帰途、相模川の渡し場で寒川の氏子が争いを起こし、川に落ちて行方不明になってしまいました。
その数日後、南湖の網元である孫七さんが漁の最中にこのご神体を発見し、寒川神社に届けたことを契機に、毎年同神社の神輿が、そのお礼のため南湖の浜に赴き、「禊(みそぎ)」をするようになったと言い伝えられています。
一方、江戸時代後期に幕府がまとめた『新編相模国風土記稿』によると、鶴嶺八幡宮では、寒川神社のお礼参りよりずっと古い時代から、心身の罪や穢れを清める「みそぎ」の神事を行うため、毎年、浜辺への渡御が行われていたとあります。
このように両神社の伝承は、古くから語り継がれ、それが後世になって合体して定着し、その後明治9年(1876)にこれまで旧暦の6月29日に行われていた「みそぎ」神事を新暦の7月15日と定め、名称も”浜降祭”と呼ばれるようになりました。
また、平成9年(1997)には、例祭日を7月20日に変更しましたが、祝日の改正に伴い平成16年からは7月海の日(第3月曜日)に例祭日が再度変更となりました。
祭典の進行
午前4時30分ごろ:一番神輿が祭典会場に入場(7時までに全部の神輿が順次入場)
7時から:浜降祭合同祭開式
8時ごろ:一斉にお発ち(各神輿が帰路へ)
9時ごろ:終了
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