ページ番号 C1006948 更新日 令和5年11月14日
湘南を歌った歌の中に数多く登場する、茅ヶ崎のシンボル「えぼし岩」。
正式名称は「姥島(うばじま)」といいます。茅ヶ崎海岸の沖合約1.4kmにあり、高さは約14.6mです。
えぼし岩の地層は古く、1,200万年前と調査により判明しております。地層は砂岩層と火山層が縞をなしていて、海底に堆積した地層が隆起したものが波で形が削られて、現在の形になったといわれています。
えぼし岩周辺は岩礁で昔から絶好の漁場となっており、江戸時代には伊豆の漁師と地元小和田の漁師との間で漁場争いが起こり、その際に小和田の名主は京都の公卿近衛某が東下りの途中に詠んだという「相模なる小和田が浦の姥島は たれをまつやら ひとりねをする」という歌があったことを思い出し、その短冊を証拠に姥島が小和田の領地であることを主張し、紛争に勝ったという言い伝えがあります。
小和田の熊野神社にはこの歌碑がありますので、機会があれば訪ねてみてはいかがでしょうか。
昔のえぼし岩は現在のものより先端部分がより烏帽子らしく西へ長く尾を引いていました。しかし、戦後に米軍の射撃訓練の標的となり、先端部分は消失しました。その際に町のシンボルを守るための市民運動が起き、訓練は中止されました。
左の写真は、1930年代と現在の写真です。先端部分のほかに昔と比べてどこが変わったのか比べて見てみてはいかがでしょうか。
写真:茅ケ崎・浜景観づくり推進会議作成「えぼし岩のひみつ」より引用
烏帽子とは昔、公家や武士、神官がかぶった帽子の一種で、烏帽子岩は外形が烏帽子に似ているのでこの名前がついたといわれています。そんな「えぼし岩」ですが、実際の烏帽子は東に傾いているか、西に傾いているかご存じでしょうか?
また、茅ヶ崎漁港から周遊船に乗船し、えぼし岩を間近で見ることができます。海の上から見るえぼし岩は普段とは違う景色で、天気が良ければ富士山も一緒に見ることができます。
ラチエン通りから海岸に出てくると防砂林の間にえぼし岩はとても大きく姿を現します。でも防砂林の通路を抜けて砂浜に出ると逆に小さくなってしまいます。
サザンビーチちがさきにあるモニュメント「茅ヶ崎サザンC」の円の中心にもえぼし岩は顔をだして、記念写真に一緒に収まります。
このように四季折々、様々な表情を見せるえぼし岩は、今日もカモメと戯れながら茅ヶ崎を訪れる人々を海から見つめています。
動画「えぼし岩のひみつ」を公開しました。
茅ヶ崎のシンボル「えぼし岩」のマメ知識が載っています。
どのくらいの大きさなの?
いつからあるの?
昔からあんな形をしていたの?
人とのかかわりは深かったの?
えぼし岩のひみつについて、みなさん、どのくらい知っていますか?
動画を見て、みなさんも色々なえぼし岩を探してみてください。
(注)内容は一部茅ケ崎・浜景観づくり推進会議作成「えぼし岩のひみつ」より引用しています。
[画像]えぼし岩と市民(29.7KB)[画像]えぼし岩とカモメ(24.9KB)[画像]えぼし岩周遊船(6.6KB)[画像]江の島とえぼし岩(27.2KB)[画像]反対側から見たえぼし岩(28.7KB)[画像]えぼし岩周遊船の出航(26.6KB)渡船 | えぼし岩には茅ヶ崎漁港から釣り人のための渡し舟が出ています。 |
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えぼし岩周遊船 | 平成25年11月より「えぼし岩周遊船」が通年航行となりました。普段見られないえぼし岩の裏側や海上からの江の島、天候によってはえぼし岩越しの富士山を望むことができます。 |
サイクリングロードの車止め | 茅ヶ崎から藤沢までの8.4キロの海岸線を走るサイクリングロードには、平成6年からえぼし岩の形をした車止めが43個設置されています。 |
市役所2階屋上庭園のモニュメント | 茅ヶ崎市役所本庁舎2階南側にある屋上庭園には、石造りのえぼし岩のモニュメントがあります。砲撃を受ける前の昔の形をしています。 |
茅ケ崎駅ホームのモニュメント | JR茅ケ崎駅の相模線ホームの1番東端に、駅開設90周年を記念して設置されたえぼし岩のモニュメントがあります。 |
マンホールの蓋 | 平成3年4月からえぼし岩がデザインされています。 |
姥島最中 | 市内にある和菓子の老舗で販売されているえぼし岩をデザインした最中。 |
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経済部 産業観光課 観光担当
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