ページ番号 C1039087 更新日 令和2年6月11日
皆さんは毎日きちんと歯と口のケアをしていますか?新型コロナウイルス対策による外出自粛で、毎食後と就寝前の歯磨きを忘れてしまったり、だらだらと長時間食べ続けてしまっていたりと、歯と口のケアへの意識が薄れていませんか?
歯と口には、食べ物をかみ砕いて、味を感じるといった食べる機能や、会話をしてコミュニケーションをとる機能があり、これらの健康を守ることは、必要な栄養をとり、元気に活動する、会話を楽しみ、人生を豊かにするなど、生活の質(QOL)の向上や健康寿命の延伸にかかわります。
また、口の中が不潔だとウイルスに感染しやすいともいわれており、感染予防としても、歯と口のケアは大切です。
自分の歯と口のケアを見直して、新型コロナウイルスを予防しながら元気に過ごしましょう。
適切な歯と口のケアには、自分で行う毎日のセルフケアと、かかりつけの歯医者によるプロフェッショナルケアの両方が大切です。セルフケアは、むし歯や歯周病の原因となる細菌のかたまり(プラーク)を落とすことを意識しましょう。
【歯ブラシの選び方】
【磨き方のポイント】
歯ブラシだけでは、歯と歯の間や歯並びの悪い部分はプラークが残ってしまいます。デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助器具を使うと、さらにプラークを除去できます。
デンタルフロスには、ワックスタイプと、ノンワックスタイプがあります。ワックスタイプは、繊維がワックスでコーティングされており、歯と歯の間に入れやすく、切れたりバラバラになったりしにくいため、初心者の方におすすめです。
歯間ブラシは、ブラシのサイズやL字型・I字型といった形などさまざまな種類があります。自分に合った補助器具をかかりつけの歯医者に相談してみましょう。
使い方に不安のある方は、下のリンクから動画で使い方を確認できます(厚生労働省のサイトへ移動します)。
出典
安藤雄一.デンタルフロスの使い方.e-ヘルスネット.厚生労働省.(2020)
安藤雄一.歯間ブラシの使い方.e-ヘルスネット.厚生労働省.(2020)
皆さんは、「オーラルフレイル」という言葉を聞いたことがありますか?
オーラルフレイルとは、加齢に伴う口に関する機能のささいな衰えのことをいいます。オーラルフレイルが進み、食べる機能が衰えると、栄養状態が悪化し、体力が低下して外出することが難しくなります。また、人と会って会話したり笑ったりすることもなくなり、社会とのつながりを失うと、心身の活力が弱まります。これらは、全身の衰えにつながり、要介護状態に至る可能性を生じます。
【こんなことはありませんか?】
これらの状態が続くとオーラルフレイルの可能性があります。
オーラルフレイルを防ぐには口の中を清潔に保ち、むし歯と歯周病を予防したり、かむ・飲み込む・話す・笑うといった動作をスムーズにするため、口と舌の体操やだ液腺マッサージなどで口周りの筋肉を鍛えたりすることが効果的です。また、体操やマッサージは、だ液の分泌増加により、感染予防することにも役立ちます。
ぜひ自宅で取り組んでみてください。体操の詳細は、次のページをご覧ください。
最後に、歯と口の健康を守るためのポイントとして、禁煙があります。一見関係のないように思われるかもしれませんが、喫煙者は、たばこに含まれるニコチンや一酸化炭素の作用により、非喫煙者と比べて歯周病に気づきにくく、治療をしても治りにくいことが明らかになっています。
禁煙に興味があるけど、始め方がわからない、一人で続ける自信がないという方は、保健所でも相談を随時受付しています。詳しくは「禁煙サポート」をご覧ください。口の健康のためにも、禁煙に向けて一緒に取り組みましょう。
新型コロナウイルス以外の健康相談については、電話にて随時受付しております。
何か気になることがあれば、ご連絡ください。
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保健所 健康増進課 健康増進担当
電話:0467-38-3331
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