ページ番号 C1006973 更新日 令和5年3月31日
神奈川県の中南部に位置する茅ヶ崎は、湘南の海に面した太陽いっぱいの街。穏やかな潮風が頬をなで、最高のリラクゼーションを感じます。
北部に向かえば、昔懐かしの里山が広がり、のどかな風景の中にたたずむ名所旧跡が、古くからの歴史を伝えています。
夏は涼しく冬は暖か、という恵まれた自然風土の中でめぐる、茅ヶ崎の魅力あふれる9つのウォーキングコースを紹介します。
茅ヶ崎の香川・下寺尾一帯は古代より連綿とした人の生活が続いていたとみられ、縄文時代より各時代の遺跡が数多く残っています。近年では下寺尾官衙遺跡群も発掘され注目のエリアです。このコースは香川・下寺尾周辺の遺跡、寺院などを巡りながら浄見寺まで続く道のりで、四季折々の草花も楽しめます。また地元香川の名主で、地元では義人として慕われている「三橋勘重郎」もクローズアップします。大きく変化する町並みの中で、茅ヶ崎に残る自然を味わっていただきたいと思います。
茅ヶ崎の北部には、かつて「九十九谷戸」と呼ばれるほど多くの谷戸(「谷(やと)と同意)が存在し、そこには昔から人々が田畑を耕し、人間と自然が共生している「里山」らしい風景が今でも広がっています。茅ヶ崎の谷(やと)を通じて、北部地域の素晴らしい「自然」やそこから育つ「農」を知っていただき、より茅ヶ崎の魅力を再発見してください。
茶室、梅園、美術館がある高砂緑地は、かつて川上音二郎・貞奴の住まいでもありました。現在は二人の記念碑も建てられ、生前の様子を伝えています。芥川賞作家の開高健の邸宅は開高健記念館として金・土・日に開館しています。海岸沿いに出て、サーファーを眺めながらサイクリングロードやボードウォークを歩けば、より一層湘南の風を感じることが出来るでしょう。帰りはバスに乗らず茅ヶ崎のおしゃれストリートでもある鉄砲道を歩いて帰るのも良いでしょう。
「えぼし岩」周遊船に乗船してみませんか?「えぼし岩」と富士山が並ぶ絶景は海上からしか見えません。またラチエン通りの開高健記念館あたりで海方面を見ると海岸で見るよりも大きなえぼし岩を見えることができます。地元では通称「お化けえぼし」といわれています。他に芥川賞作家開高健の生前の邸宅をそのまま使用している開高健記念館やサザンオールスターズがコンサートを行った茅ヶ崎公園野球場、茅ヶ崎サザンCなど茅ヶ崎の観光名所を通るコースです。数多くの歌や映画など親しまれている湘南茅ヶ崎をぜひ満喫してください。
茅ヶ崎北部の魅力である里山公園。広大な敷地の中に人と自然が共生する昔なつかしい里山が息づいています。市の天然記念物にも指定されている樹叢が生い茂る腰掛神社は、日本武尊が東征の際に腰かけて休んだと言われる「腰掛け玉石」が祀られていることから名付けられました。江戸の名奉行、大岡越前守忠相を含む一族の菩提寺である浄見寺。隣接する民俗資料館は江戸時代の大型民家を復元保存したものです。春には桜が咲き誇る殿山公園は、茅ヶ崎の町並から江の島までが見渡せる市内随一の展望スポットとなっており、湘南の絶景を楽しむことが出来ます。アップダウンの多い健脚者向けのコースです。
東海道沿いの小和田には、古くから信仰されていた神社仏閣などが数多くあります。上正寺には聖徳太子立像、旧寛永寺石燈籠があり、これらは市指定文化財に選ばれています。茅ヶ崎でも少なくなった田園風景を懐かしみながら北へ向かうと西光寺があり、そこにある半鐘は市内最古といわれ、元禄2年(1689)の銘があります。大山街道は、大山詣が最盛期だった江戸中期、庶民の物見遊山として多くの人々が往来したとされています。その大山街道に入ると水越家の長屋門や樹齢約400年といわれる明神神社の大ケヤキなど、大山詣を行っていた時代の面影を感じることが出来ます。
鶴岡八幡宮にそびえる大イチョウは樹齢900年以上になる古木で、県天然記念物、かながわの名木100選に指定されています。鳥井戸橋から安藤広重も描いた「南湖左富士」を眺め、桜並木が続く浜見平団地を歩きます。海に近づくと網元料理店が並び地元の海産物が味わえます。特に名物のしらす料理は茅ヶ崎ならではの逸品です。2月下旬から3月にかけて見ごろをむかえる氷室椿庭園では、250種類以上の椿が咲き、なかでも「氷室雪月花」は白や淡桃色の地に紅色の絞りが入った美しい品種で、庭園をより色鮮やかに演出しています。
市内西部から茅ヶ崎をぐるりと囲むように流れる小出川は、豊かな生態系をもち、季節ごとに移り変わる自然の表情を見せてくれます。春には河津桜や梅、6月には紫陽花、9月になると北部では彼岸花が咲き乱れ、四季折々の植物が川岸を彩ります。また、数十種類の野鳥が観察できるスポットにもなっています。鎌倉時代に造立されたと推測される宝生寺の阿弥陀三尊立像は、国指定重要文化財に認定されており、毎年4月29日に御開帳されます。東に進むとかながわの名木100選に選ばれている成瀬家のモッコクがあり、美しい樹形を保っています。湘南唯一の蔵元である熊澤酒造では地ビールや地酒が楽しめる他、人気のイタリアンレストランやパン屋が併設されています。
関東大震災の際に、水田の中から忽然と姿を現した旧相模川橋脚は、国指定史跡・国指定天然記念物に指定されており、鎌倉時代に完成したこの橋の落成式に参加した源頼朝は、その帰途に義経と弁慶の亡霊に遭い、落馬したことが原因で翌年に亡くなったといわれている。鳥井戸橋の南北に建つ「義経の霊をまつる御霊神社」「弁慶の霊を供養する弁慶塚」を訪れ、悲運の英雄に思いをはせます。市内最古の庚申塔がある輪光寺では、茅ヶ崎の民話かっぱ徳利に因んで、かっぱの像やかっぱ徳利の記念碑を見ることが出来ます。茅ヶ崎の歴史発見コースです。
[画像]ルール(116.7KB)アップダウンのある健脚者向けのコースや、ゆっくりと歴史探訪が出来るコースなど、上記掲載の9コースの内、6つのコースを紹介しています。茅ヶ崎市内の広域マップも掲載しております。健康づくりをしながら、茅ヶ崎の魅力ある街歩きをお楽しみください。
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経済部 産業観光課 観光担当
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